2009年2月19日木曜日

東西地域の料理

中国は非常に広い国土をもつ国ですし、この広い大地に民族、言語、そして宗教が異なる多くの人たちがいっしょに住んでいるわけですから、ひとくちに「中国料理」といっても、さまざまなレパートリーがあるのです。

大きく東西南北に分かれ、そのうち南北は次の特徴があります:
●南部・・・南部の沿海地域
「食は広州にあり」と言われるように、食への関心が非常に高い地方です。
何でも、犬、蛇、などなど、食材に変えてしまうのが、ここの人たちです。
広東料理が代表的です。
気候が温暖なことと、山海の食材に恵まれていることから、味付けはあっさりと、素材の良さを生かしたものとなっています。
日本人の舌と胃袋にとって、最も優しい味に感じられるのではないでしょうか?
南部地方では、いろいろな点心を少しずつ食べる飲茶が有名です。観光のあいまに、もしお腹がすくようなことがあれば、たぶんないと思いますが!ぜひ、試してみられたらいかがでよう。

●北部・・・黄河地方
北京ダックでおなじみの「北京料理」が中心です。
北京では、宮廷料理として発達したものが多く見られます。それらは山東地方の料理を基にしているといわれ、それに各地の腕利きの料理人が集められて完成させたものです。
この北部黄河地方は、小麦が多く取れる地域です。そのため、いわゆる粉もの、麺や餃子(ぎょうざ)、饅頭(まんじゅう)、などの種類も豊富で、またおいしさも格別です! 寒い地方なので身体の温まるあんかけ料理や煮込み料理が主となります。
味付けは、「塩辛い」のが特徴です。

上海旅行にいらしたかたが観光のなかで口にするのは、上海料理でしょう。それは東部、長江下流地域になり、また別の味をもつ料理です。

円高の今、海外旅行に行くチャンスです。

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